アファンのものさし

 

 コラム

リンスとトリートメントの違いを知っていますか?

アファンでは安全な石けんシャンプーを使用するので、酸リンスを使用します。
 
パーマ剤やカラー剤の化学薬品を使用した後は、トリートメント剤を使用して、毛髪のPH等をベストな状態にするのが、必要だと考えています。
 
一般的なリンスとトリートメント剤に含まれる化学薬品を調べるために、美容師が勉強するための本を、久しぶりに手にしてみました。
 
1994年発行の「SCIENCE of WAVE」、「サブタイトルはパーマネントウエーブとヘアケアの化学」です。
 
発行は14年前(2008年6月現在)、編者は日本パーマネントウエーブ液工業組合、当時の加盟会員・賛助会員のメーカー115社の技術委員が、それぞれの分野を担当し、文章を書いています。
 
最近の厚生労働省の化粧品等に関する大きな動きは、2001年4月の薬事法改正(化粧品の承認制度廃止・全成分表示制度)です。内容的には基本的に変わっていないと思います。
 
トリートメントのページに、「リンスとトリートメントの違い」というタイトルで次の文章が書かれていました。
 
そのまま引用します。
リンスとトリートメントの分類は非常に難しく、どちらも陽イオン界面活性剤と油剤を主成分として、それらを水に入荷するための乳化剤および、界面活性剤と温度安定性を良くするためのハイドロトロープ剤などからなります。
違いを挙げるとすれば、リンスよりトリートメントの方が有効成分が濃く、毛髪内部に浸透し状態を整える成分が、より多く配合されているという点です(図2)
また、リンスは毛髪の表面に作用し、塗布後比較的すぐに洗い流しますが、トリートメントは,毛髪内部まで作用が期待されるもので、塗布して時間をおいたり、スチーマーや蒸しタオルで加温するなどしてより効果を高めてから洗い流します」
 
特に気になる文章に下線を引いてみました。
リンスとトリートメントの分類は非常に難しく
違いを挙げるとすれば
この2つの部分を読むと、リンスとトリートメントは、ほぼ同じものだと判断できます。
 
作用が期待されるもので
この部分を読むと、トリートメントは毛髪内部まで作用しないかもしれないとも、判断できます。
 
 また、全体の文章を読むとリンスを塗布後、すぐに洗い流さなければ、時間をおいたり,加温すればトリートメントと同じような作用があるとも判断できます。
 
トリートメントの概要という成分・機能などの表を見ても、ほぼ同じものしか含まれていません。
 
あなたなら、リンスとトリートメントの違いをどのように判断しますか?

あなたが日常使っているドライヤーの風の温度はご存知ですか?

毛髪はアミノ酸等のタンパク質からできています。
 
タンパク質を熱の力によってカタチづけるのがブローです。
卵がお湯の温度差で半熟や固ゆでのゆで卵になるのと同じ熱変性の原理です。
 
毛髪のタンパク質に関してもドライヤーやヘアアイロンなどを日常使っているのであれば熱変性のことは考えなければなりません。
 
毛髪科学によると毛髪のタンパク質は60℃附近で急に強度が下がります。
 
ドライヤーの風の平均温度は120℃から125℃位です。
ドライヤーの送風口のところに手のひらを当てると数秒も我慢できません。
 
また、ヘアアイロンの平均温度は180℃位です。てんぷらを揚げる温度をイメージするとわかりやすいと思います。
 
アファンでは髪を乾かすのには温度も大事ですが、風量が大事だと伝えています。
洗濯物が乾きやすいのも天気がよく、風が強い日です。
できるだけ風量のあるドライヤーを使うことが、時間短縮にもなりヘアケアにも結びつきます。
 
ご自宅でカールをつけたいのであれば、片手で操作する温度の高いヘアアイロンより、両手で操作ができ、手で持てるくらいの温度のホットカーラーをおすすめします。

そのナチュラルヘナは本当にナチュラルですか?

2001年の薬事法の改定でナチュラルヘナは認可されましたが、アファンでは1991年のオープン前から自己責任をとるという姿勢で取り組んできました。
ヘナについての情報が非常に少なかったので、当時神戸にあったインド領事館に行き、ヘナを取り扱っている商社などを調べていただきましたが、関西にはありませんでした。
 
東京の有名美容室時代のディーラーに数件問い合わせたところ、様々なタイプのヘナを入手することができました。
けれども化学的なニオイのするものや黒っぽい色・黄土色のものなどで、自分の持っているイメージと近いものは1種類だけでした。
母親や友人にモデルになってもらい全種類試してみましたが、染まらないものもありました。
 
試行錯誤をしている時、信頼のおける東京の美容関係者からナチュラルヘナを研究している方を紹介していただき、以来、アファンでは安全・安心なナチュラルヘナを使用しています。
 
今は店頭やインターネットなどでもいろいろなナチュラルヘナを見かけることができます。
 
過去に一度だけ、配送トラブルでナチュラルヘナが届かず、その日の予約のお客様に間に合わないかもしれないという事がありました。
 
認可後の出来事だったので、午前中にナチュラルヘナだけを販売しているメーカーのヘナを探して、においなども確認して購入し、アファンで使用しているナチュラルヘナと混ぜて、あるお客様に使用しました。
そのお客様が次に来店された時「今までのヘナと違いますか?、少し顔まわりが赤くかぶれました。」とのご指摘を受けました。
 
素直にその時に使用したヘナのことをお伝えし、お客様から勉強させていただきました。
 
それから信頼できる関西の業界関係者に問い合わせ、ネーミングは商標登録などで○○○ナチュラルヘナと表示でき、販売できることも教えていただきました。
 
例えば100%ナチュラルでなくても、「○○○ナチュラルヘナ」という商品名で販売できるということです。
 
またヘナの根の部分を粉末にして商品化して販売しているお店もあります。
パッケージには「色は染まりません。」と表示されています。
根の部分の粉末は使用したことがありませんが、僕には便乗商法にしかみえません。
 
最近、食品偽装問題なども社会問題になっていますが、僕たち消費者も少しは冷静に疑ってみるということも必要かもしれません。